ミイラ取りになるつもりが、ミイラになった日

私が、初めてインターネットに接続したのは高校生の時の事です。

その当時は、PCを持っておらず携帯電話(ガラケー)から接続したのが最初でした。

それまで外からの情報は、TV新聞ゲーム機 からでした。

インターネットには、今まで知らなかった情報が沢山あり とても新鮮で楽しかった事を覚えています。

当時は IT系の仕事がしたいとかそういう事は そこまで深く考えておらず 自分も作りたいという気持ちで作り始めました。

(PCを所持していないので、携帯電話から制作したのが最初でした。)

そして作ってみて、見てくれた方の反応が面白くすごく楽しかったです。

WEBページの裏側でWEBサイトを制作している人達は、きっとイキイキしていてカッコイイんだろうなぁ~と思いました。

自分もそんな世界で働いて、周りからカッコイイ!って思われたい!と思ったのがIT業界で働こうと思った理由でありきっかけです。

実際に働いているうちに、世の中がIT業界で働く事が当たり前になりみんながみんなIT業界で働く世界になっていました。

IT業界で働いている=かっこいい

から

IT業界で働いている=普通のことだよね。

に変わっていました。

「IT業界で働いてる俺って、かっこいいだろ?凄いだろ?」って自慢したかったのに、それが当たり前の事に成ってしまい全く自慢にも何にもならなくなっていました。

子供の頃の夢

小学生の時の夢は、テレビ業界で働きたいと思っていました。

中学生の時の夢は、その当時に放送していた日本テレビ電波少年という番組をみて3DCGに興味を持ち将来はテレビ業界で3DCGの仕事をしたいと思っていました。

そして高校生になってIT業界で働きたいと思い、のちにIT業界で働きました。

私が通っていた高校は、電気科の情報専攻でした。

IT業界で働こうと思って入ったのではなく、テレビ業界で3DCGの仕事をするのに役立つと思い選びました。

高校卒業後、高校の同級生と面白いゲームを作ろう!という話になり色々試行錯誤していました。

IT黎明期の時代に高校の同級生とゲーム制作しようという話になり色々勉強したり作ったりしていました。

「作るならやっぱりオンラインゲームがいいよね。」とか話したけれど制作工数を考えると到底作れる規模ではなく行き詰りました。

そんなある日、高校の同級生に誘われて色々なオンラインゲームを始めました。

オンラインゲームをやるのは初めてで家に居ながら遠く離れた友人と一緒に遊べる事に感動し物凄く楽しかったです。

新しくゲームを作るのは凄く大変で努力と時間が必要ですが、既存のゲームは簡単に遊ぶ事ができ凄く楽しいです。

時が経つに連れて新しくゲーム作るよりも既存のゲームで遊ぶ方が良くね?と思うようになりました。

生産者になる事よりも消費者として生きる方が断然楽しい。

ミイラ取りになるつもりが、ミイラになった瞬間でした。

私がオンラインゲーム女遊びにどっぷりはまり込んでしまったせいで友人とのゲーム制作の話は頓挫し、闇の彼方へと消えていきました。

今現在、友人は海外でゲーム制作者として活動しており年収1200万円稼いでいますが私はピザ屋で、たったの年収120万円しか稼いでいません。

 私の原動力は、面白い事や楽しい事 そして周りからかっこよく見られたい事 なんだなと思いました。

人間は、楽な事を覚えると大変な事や辛い事はやりたくない生き物です。

食事を作ったり洗い物をするのが面倒だから外食やコンビニ弁当が中心になったり…

歩くのは疲れるからタクシーを使ったり…

大変な事や辛い事が、金で解決できるなら金で解決したいと思ってしまう生き物です。

仕事でストレスを溜めて作った金で、プライベートで発生するストレスを解決しているのです。

 IT業界で働いていた時に同僚に

「プライベートで何か作ってたりするの?」と聞かれた事があり、

「時間と労力が無いから作れない。」と答えたら

「金あるんでしょ?」と言われ

「あります。」と答えたら

「企画だけやって制作は外注に制作依頼すればいいんだよ。」と言われた事があります。

賢いお金の使い方

仕事で溜めた金でプライベートで発生するストレスを解決する。

私が本当にやりたい事は「企画であり、制作ではないんだ。」と今はっきりと気づきました。

今、新しい仕事を探しているところなのですが、その件については また次の記事で紹介します。

 以上、ミイラ取りになるつもりがミイラになった日私の原動力についてでした。

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